2017-06-24 日の光 おてんと様のお使いがそろって空をたちました。みちで出会ったみなみ風、(何しに、どこへ。)とききました。ひとりは答えていいました。(この「明るさ」を地にまくの、みんながお仕事できるよう。)ひとりはさもさもうれしそう。(わたしはお花をさかせるの、世界をたのしくするために。)ひとりはやさしく、おとなしく、(わたしはきよいたましいの、のぼるそり橋かけるのよ。)のこったひとりはさみしそう。(わたしは「かげ」をつくるため、やっぱり一しょにまいります。)(金子みすゞ)